2016 年4 月30 日よりポレポレ東中野ほかで公開になる、
赤塚不二夫の生涯を本人の映像や関係者からの証言などで追ったドキュメンタリー映画
『マンガをはみだした男~赤塚不二夫~』のサントラ盤となる本作、
音楽を手がけたのはU-zhaan と蓮沼執太。
挿入されるアニメーションシーンやインタビュー風景などの全編に渡り、
映画の世界観に寄り添い続ける、極上のサウンドトラックになっています。
タブラとシンセサイザーを中心に構成された無国籍なサウンドは、
とことん耳に心地よいアンビエントミュージックとしてもお楽しみいただけるでしょう。
また、3D ジャケットやスパイス印刷によるカレー臭加工などの採算度外視っぷりで
話題騒然となった2014 年発売のU-zhaan の作品『Tabla Rock Mountain』で
アートワークを手がけたデザインチーム「Vender Woh!」が、引き続き今作のデザインも担当。
彼らによる、相変わらずぶっちぎりの特殊パッケージもぜひ見届けてほしいと思います。
なお、タモリ氏のボーカルによる映画のエンディング・テーマは、サントラ盤には収録されていません。
そちらは劇場でお楽しみください。
U-zhaan (ユザーン) | http://u-zhaan.com
オニンド・チャタルジー、ザキール・フセインの両氏からインドの打楽器「タブラ」を師事。’00 年よりASA-CHANG&巡礼に加入し、
『花』『影の無いヒト』など4 枚のアルバムを発表。’10 年に同ユニットを脱退後、U-zhaan × rei harakami として「川越ランデ
ヴー」「ミスターモーニングナイト」等を自らのサイトから配信リリース。’14 年には坂本龍一、Cornelius、ハナレグミ等をゲストに
迎えたソロ名義のアルバム『Tabla Rock Mountain』をリリースした。’15 年、Ryuichi Sakamoto + U-zhaan として
「Tibetan Dance / Asience」を7inch レコードで発表。インドからのツイッターでのつぶやきをまとめた書籍『ムンバイなう。』を
’10 年に出版し話題となり、のちに続編『ムンバイなう。2』も刊行されている。
蓮沼執太 (ハスヌマシュウタ) | http://www.shutahasunuma.com
音楽家。音楽作品のリリース、蓮沼執太フィルを組織して、国内外でのコンサート公演、映画、舞台芸術、音楽プロデュースなど
領域横断的表現を多数制作する。また近年では、作曲という手法を様々なメディアに応用し、映像、サウンド、立体、インスタレ
ーションを発表し、個展形式での展覧会やプロジェクトを活発に行う。主な個展に『音楽からとんでみる3|have a go at flying
from music part 3』(2011 年、ブルームバーグ・パヴィリオン|東京都現代美術館)、『音的|soundlike』(2013 年、アサ
ヒ・アートスクエア)。音楽アルバムに4 枚組CD『CC OO|シーシーウー』(2012 年、HEADZ / UNKNOWNMIX)、『時が奏で
る│Time plays – and so do we.』(2014 年、SPACE SHOWER MUSIC)。2016 年2 月、7 年半ぶりのスタジオ・ソロア
ルバム『メロディーズ』をリリース。
16.03.24